少女漫画って、空白や余白、行間などの使い方が男性漫画のそれと大きく違って美しいんですよね。
それがこの漫画には全編にわたって効いています。
女性的な描かれ方をした思春期物語。
女性版スタンド・バイ・ミーとでも言いますか。
本作の真意を理解するには、あたくしの人生経験は少なすぎるかもしれません。
[amazonjs asin=”4592883217″ locale=”JP” title=”櫻の園 白泉社文庫”]
今描かれるんだったら過分な百合要素とか、男の子のぼんくら的しょうもなさとか、そういうのは足したり引かれたりするのかしらね。
かつて書かれた青春物語、というところにあたくしもグッと来ているのかもしれません。
The following two tabs change content below.
都内在住のおじさん。
3児の父。
座右の銘は『運も実力のウンチ』
最新記事 by 写楽斎ジョニー (全て見る)
- モーリス・ルブラン著『奇岩城』 俺のホームズになにしてくれてんだ - 2024年4月9日
- シアン・ヘダー監督『コーダ あいのうた』感想 - 2024年3月31日
- 伊賀泰代著『採用基準』感想 「リーダーシップ」の定義とは - 2024年3月30日