ラノベ『冴えない彼女の育て方』 オタクによるオタクのための小説。こういうの変わんないよな……

変わらないものですね。
昔は『スレイヤーズ』とかあかほりさとるの著作とかは、読んでるのが恥ずかしかったから隠れて読んでいたのですが、それがアニメとかになってもう大興奮して再度文庫を読んだりとか、してました。

今も、結局アニメきっかけで文庫読んでるんですね。
でも、久々にラノベ読みました。

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やっぱり読みやすくって展開早くって、それでいて燃えて萌えて。
漫画と小説の中間で、とっても気分転換になる。やっぱり、ラノベはいいですね。

加藤ちゃん可愛い

マツオさんとも話になりましたが、やっぱり加藤ちゃん可愛いです。

2015冬アニメ感想①


【コンテンツンデレ】2015冬アニメ感想①

アニメの可愛さもさることながら、文字で読んでもやっぱり可愛い。
偉大な発明ですよ、キャラが立ってないヒロイン。いや、十分立ってないということで立ってるんですけどね。

「ラノベって完全男の子向けかと思ってたけど、女の子が読んでも泣ける作品だよね、これ」
「だよな! やっぱ泣けるよな!」
「この間のギャルゲーもそうだったけど、食わず嫌いはよくないなぁって……まぁ、もうちょっと表紙とか手に取りやすいものにしてくれると助かるけど」
「か、加藤っ、お前って奴は、やっぱり……」
せめて一巻くらいは読んで、今日までにこの作品の価値を理解してもらいたかった俺にとって、加藤の反応は予想をはるかに超えて理想的なものだった。
「だから悪いんだけど、返すのゴールデンウィーク明けでいいかな? もう一度、今度はゆっくり読んでみたいなって思っちゃって」
1081行目

こういう普通の反応がかえってくるだけで、並大抵のオタクは惚れてまいます。
ほんと、ちょろいわ。数年前の自分でもホイホイやられていたと思いますし。

ヒロインたちも可愛い

個人的には霞ヶ丘先輩が好きです。

「けど、そうやって男関係の乱れで話題になった方が作家としての売りになると思うんだけどどう?」
「もうそれってファンタスティック大賞じゃなくて直木賞狙ってますよね!?」

「何しろ、どんなことに対しても粘り強くて諦めが悪いところが、あなたの最大の欠点にして致命的な短所ですものね」
「それどっちか片方は長所とか美点とかを入れるのがルールじゃないっすか?」

このラノベ独特の周りくどい毒のあるユーモラスな感じ。
この感じを一般人との会話で盛り込むと「?」みたいな顔されて「オタク臭い」とか言われちゃうんですよね。でもオタクはこういう言葉の応酬、大好きですよね。

また、澤村スペンサーも可愛い。

「あたしは関係ないって言ってるでしょ、あんな消費型オタク興味ないし」
「生産型オタクへと変貌を遂げた彼は眩しかった……」
「だいたいあたし、シャッター前まで行く男でないと興味ないから」
「オタク自体はNGじゃないどころか実はリア充が最初から候補に入ってないところが澤村英梨々という女の子のジレンマよね」

いい感じにオタクなんです。
それもまた、大好き。

当然のように、二巻も買いますよ。

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都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』