『エースと呼ばれる人は何をしているのか』 珍しく自己啓発を読んでみた

基本、意識高い系の本は読まないんですがね。

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「人は人、自分は自分」と割り切ることが出来てきた32歳。
そろそろやたらに啓発されても仕方がない、と思っているのですが。

なんでか知らんのですが、いつのまにかKindleに入ってました。
仕方なく読んだら、なかなか読みやすくって。

夏さんいわく、エースとセンターは違う

そんなの夏さんの定義でしかないと思うのですが。
野球では確かに、エースは投手、センターは外野手ですけどね。

「エース」とは自分自身の実力や魅力を、発揮するべき場所で十分に発揮し、輝いている人のことをいいます。
at location 189

要するに”ナンバーワンではなく自分らしさを活かしたオンリーワンを目指せ”ということでしょうか。陳腐なまとめ方で申し訳ない。

昭和にはたまらない根性論

私に与えられた役どころは〝鬼コーチ〟なので、彼女たちを容赦なく追い込んでいかなければならない。とくに小中学生の子は、人生において本気で頑張った経験が少ないから、底力の出し方を教えるためにもよりスパルタで指導しなければならない。みんな涙で目をはらしながら練習していて、本当にかわいそうになります。
at location 297

振付師の夏さんは、めちゃめちゃ根性論者。
大成するには本気が必要。本気をだすためには追い込みが必要。そのためなら鬼のような追い込みも許容される。
そういうことです。

なるほど、あたくしは生涯、自分の底力くんに会っていないなぁ。
悲しいすね。

確かに、調和を優先するといいこと無いよね

チームの調和を最優先にすることは、チームにとっても本人にとっても決してよい結果を生みません。そもそもチーム内で目的を共有できてさえいれば、必要に応じて自然と歩み寄るようになるのだから、最初から協調性やチームワークを第一に考える必要はないのです。
at location 715

確かにそうよね。
ただ、その匙加減が難しいのです。
「和を以て貴しとなす」状態でないと安心できないって人、少なくないですからね。

調和のバランスの取り方は、特に旧態依然とした社会では難しいように思いますな。

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都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』

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