『俳句とはどんなものか』 俳句ってこういうものか

講義の文字起こしのようですね。

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これによって、長年の疑問が解けたり、俳句についての誤解が解けたり。
これで安心して俳句が詠めますね。読まないけど。

ところがそれらの句を見て、俳句とは大方こんなものだ、と見当をつけていたものが、前掲の凡兆以下の句のごときに接するとちょっと面喰らわざるを得なかったのであります。何故かというとそれらの句には少しも人情的なところがありません。心をそそるような優し味というものは少しも見出すことができなかったのであります。先代の古今亭今輔といった落語家は高座にあって「我もの」の端唄を唄う前に、いつも「我ものと思えば軽し傘の雪」と二度ばかり口吟してみて、「どうも俳諧師は優しいうまいことを言ったものでげす」と感服するのが常でありましたが、そういうような優し味を前掲の四句の中からは少しも見出すことができなかったのであります。
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漱石もそうですが、この時代の人は寄席に行っていたんですなぁ。端唄なんて、今は消えちゃったけどねぇ。

俳句とは芭蕉によって作り上げられた文学であります
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そうなんだ。

俳句を解釈する場合には、散文の一節をみるのとは違った用意を必要とします。(7)  すなわち、散文であるとなるべく文字を十分に使用して意味連絡をはかるようになっておりますが、俳句の場合に合ってはできるだけ簡潔な文字が使用されて、多くの意味は連想に待つようになっております。
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あくまで描写を旨とするよう。

とにかく、季語を入れ、描写を旨とし、余韻を残す。
そういった感じでしょうか。

短歌よりは、現代人にもやり易いかしらね。

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都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』

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