『めしばな刑事タチバナ』の魅力②

教養主義だとしても、嫌味がないのが良いですね。 

福岡のうどんを例にとってもそう。
かしわうどん、美味しいですよね。また小倉の肉うどんも美味かった。また行きたい。

そういう気持ちにさせたあと、最後にこう言います。

可能なら、ってね。
よくあたくしらオタクは原理主義者化して「〇〇で食べなきゃだめだ」とか「〇〇以外は✕✕とは認めない」とか、言っちゃう。そこをグッと理性的に「可能なら」、「由緒正しい」、と、条件と理由を足してあげる。

これが正しい教養主義の在り方のように思えます。

辛さについてもそう。
グルメにとって辛味は避けられない美味しい要素ですが、それを分解して語る。これがクドすぎなくて良い。

バカバカしさも忘れずに。

やはりタチバナはグルメ漫画の最高峰に位置しつつあります。

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