『めしばな刑事タチバナ』の魅力④

最近の単行本で最もハッとさせられたのは『チャーハン』の回ですね。

『チャーハンはパラパラが極上』という思考停止。
まさにあたくしも陥っていました。

しかし、よく考えると自分で作るチャーハンはどれもベチャベチャ。それでも食べるしかありませんでしたが、「どうして上手くいかないのか」について深く考えることもしませんでした。まるで思考停止してますね。

しかも、悪いことに、「火力が違うよね」などと火のせいにしちゃってたり。見当違いも甚だしい。

ジャポニカ米なのか

日本で生産する米はほとんど「ジャポニカ米」で、これは水分をしっとり含んでいるんだそうな。だから元々、チャーハンには向かない。
確かに新米より古い米のほうがチャーハンには向いている、と聞いたことがあります。これはやはり「パラパラ」派の言い分なんでしょうね。

しかし、あたくしはジャポニカ米のベチャベチャ炒飯も好きです。食べ慣れているから、という理由かもしれませんが。家のチャーハンはこれからも、ベチャベチャでしょう。

タチバナさんのいうとおり、カレーやラーメンを食感だけで決めません。同じように、チャーハンも総合的に見る必要がありますね。

『タチバナ』、深いなあ。

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