東京タラレバ娘 ほんとうに怖いのはアキコの生産力

この人、週に何冊書いてんだ?ってレベル。手塚先生か。

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自分だろうが周りだろうが、ネタに出来るものは全てネタにしている感のある東村アキコ氏。
あたくしも大好きです。『ひまわりっ』のころからかな。

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相変わらずのハイテンションなノリと身を削っているとしか思えないテーマ。
本当に身を切り売りしているようで、げに恐ろしや。

今回のテーマは未婚アラサーの恋愛・結婚でしょうか。
色んな所で語られてますね、このネタ、そしてこの本!
東村アキコ史上最高に話題になっているのでは。

いい気味だじぇーい!!!

あたくしの私見ですが、まったくもって「いい気味」です。
若いころ、自分のことを歯牙にもかけなかった見る目のない女どもが、年食って焦って自分のハードルを下げ、下げて下げて、妥協して、出来ない部分は不倫で埋めて、散財へ逃げて、言い訳で酒のんで。それでも恋愛を成就できない様を観るのが。

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もうね、ほんと、そう。
あたくし達がどれだけの苦渋をなめ、辛酸をなめ、世の中を恨んできたか。
容姿が冴えない?いい店をしらない?エスコートできない?
そんな理由でフラれてきたあたくしたちの怨霊が、なぜか東村アキコ氏の筆に乗り移ったかのよう。

最高にいい気味です。
あたくしなんざ、今こうやって働いて料理して掃除して子育てしてを頑張れているのは、あのときフラれたからだと少なからず思っています。
自分がデキる男のように振る舞うことで、遠回しに自分を捨てた女達に復習をしているッ!!(器が小さい)
そういうモチベーションで今、生きていたりします。

やい!あたくしやあたくしの友達を袖にしたバカ女ども!!
お前らにはどうせなら、最後まで恋愛や結婚のエリートか無興味か、どちらかで居て欲しかったぜ!!
妥協で結婚とか恋愛とか、不倫とか、そういうのはしてほしくなかった。
自分よりいい人見つけて「あぁ、やっぱり俺には高嶺の花だったな。告白出来ただけよかったな」と思わせるような人物で居て欲しかったぜ!!
的な。

でもこの後どうせイケメンとくっつくんだろ?

十分すっきりさせてもらったんで、もうKEYとかいうイケメンとくっついて、仲間も皆ハッピーエンドで、それでいいです。
東村アキコ氏という女性作家がこの話を書いてくれたことに激感謝してます。
あたくしの怨霊を、よく掬い取って救ってくれたことにね。

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