映画『八つ墓村(1996)』 ミステリぽさを排除した観やすいサスペンス

原作未読のまま映画を見ることの是非を考えざるを得ないのです。

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横溝正史原作によるベストセラー小説を映画化した、名探偵金田一耕助の活躍を描いた傑作サスペンス。

八つ墓村が有名なのは原作の素晴らしさと、映画版の改変の妙によるものが大きい、と映画評論家の人が言っていたのを観たことがあります。

あたくしもミステリ好きのはしくれ。横溝正史作品は読みたいと思ってはいるのですが、いま『酒のほそ道』を全巻読んでいるところなので、何とも手付かず。
読みたいとは思っているんですけれどもねぇ。

んで、今回の映画化。
観やすくて、テレビ2時間スペシャル的にはちょうどいいような気がします。
けれど、映画館でこれ観るのは、ちょっとねぇ。

唯一好感が持てたのは豊川さんの演技。
ちょっと人当たりがよくて、それでいて熱くなりやすい、90’sの金田一耕助感が出ていました。クラシックとは言いがたいけれど、これはこれでポップでいい。

あとノンフィクション好きとしては、元ネタとして名高い『津山三十人殺し』も気になっちゃうよね。

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都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』

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