水島監督、虚淵脚本の『楽園追放』を観てきた感想

今をときめく水島×虚淵

虚淵氏。言うまでもない、今一番の脚本家でしょう。
『PSYCO-PASS』、『fate]』、今放送中のアニメだけで挙げても巨匠であるのは間違いありません。

それに水島監督。『UNGO』、好きでした。
ダブルオーは、何だかなぁって感じでしたけど。

そんな2人が手を組んでつくった『楽園追放』、面白いに決まっているとは思いましたが、決まっているものを観に行くのもオタクの勤め。
しっかりお金を落として参りました。

虚淵がこんな王道を……?

主人公は、プリンプリンの格好をした可愛い女の子。
全身を露出の多い水着のような格好で、お尻をプリンプリン出して、戦ったり叫んだりします。

相手方となる男は、ロックオン的な三木眞一郎cv。その名もディンゴ。
虚淵氏の好きなマカロニウェスタンの『ジャンゴ』から名前が来ているんでしょうが、そのもののキャラクター。
渋くて、やるときゃやって、それでいて飄々としていて、優しくて。

超王道。超王道ですよ。
こんなに分かりやすいものになるんですね。

プリンプリンの女の子が、あられもない格好をして、ロボットに載って絶叫しながら戦う。
男は淡々と銃を打つ。
大きな組織が彼女らを飲み込もうとする。

そういうことです。
美女ロボットアニメ好きによる、美女ロボットアニメファンのための、美女ロボットアニメですよ。

いわば『トップをねらえ!』とか、最近なら『グレンラガン』的な。
オタクのためのオタク作品。

当然最高に面白かった

そりゃあね、面白いです。しっかりとした実力者たちがしっかりと映像を作りこむんですから。

戦闘シーンも滅茶苦茶綺麗だったし、ミサイルの動きもウネッてて最高。
ロボットも格好いいし、登場人物が少なめなのも弱ってきた頭にはちょうどいい。

再度観たいと思うけれど、かといって逆に、
ここまで衒いなく良作すぎると、かえって中毒性が低いかもしれませんね。

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都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』