ドラマ『太鼓持ちの達人』が面白い まじで使いたくなるフレーズもある

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日本人は褒め下手と言われますね。
そんなややこしい世論を逆手に取った最高のドラマが今、やっております。
『太鼓持ちの達人』、テレ東らしい、素晴らしいドラマ。
あまりに素晴らしいので、このドラマを褒めます、まっすぐに。

俳優陣がさすが

主演の俳優陣もさすがのラインナップ。
主演の三人はもちろん顔芸から細かいセリフ回しまで最高であることはもちろん、
その回その回でターゲットになる俳優陣も全く最高です。

ドラマは、基本的には話が続かないタイプのもの。
毎回、「忙しぶる男」とか「ネガティブ女子」だとか「内気な美人」だとかが出てきて、それを徹底的に褒めて満足させればクリアーのゲームを主人公たちが解いていくというもの。
このへんの世界観は、まぁ、観ていてもそんなにピンときません。
要は、目の前のターゲットをどう褒めるかに終始するドラマだと思って間違いありません。
視聴者に求められるゲーム理解度などは皆無。ただ、主人公たちが褒める様を観ていればそれでいい。

ちなみに、あたくしもそんなに人を褒めるのは得意ではないです。
得意ではないなりに、褒めようと頑張りますが、慣れていないのと小っ恥ずかしいので、あまり成功していないように思えます。もっとこれ観て勉強せな。

「ネガティブ女子」の褒め方

例から入ったほうが分かりやすいでしょう。
ネガティブ女子をターゲットとする場合。

ネガティブ女子は、ゲーム開始早々に「慰め待ち」という究極戦術で来ます。
いきなり泣き出し、「どうしたの?」と声をかけざるを得ない状況を作る。
そして延々と続く愚痴の連続技に追い込む。もはや逃げる術なしのハメ技です。
聞けば、職場のイケメンに嫌われたかもしれない、とのこと。

そこで、分析官・マイクはすかさず分析に入ります。
「ネガティブ女子は恋愛が絡むと極度に面倒になる」
「何を行っても「でも」で返される」
「マイナス思考中はわりと生き生きしている」
「話の終わりはたいてい『孤独死』」
ね、結構あたっているように思えます。マイナス思考の人間って(わりとあたくしもそうですが)マイナス思考中は生き生きとしていて、そしてその生き生きとした感じに自己嫌悪に陥ったりする面倒臭さがありますよね。

「私、働くのって向いてないと思うの。とはいえ、結婚も出来そうにないんだけどね」
「家で突然死んだら、一週間は誰も発見してくれないんだろうなぁ」
ほんっとうに面倒くさい。

また、実践タイプのリサは言います。
「こういうタイプは裏読みが得意。上っ面で褒めると、墓穴を掘る」
「当人はマイナス思考にはメリットがあると思っている。誇りを思っている。だから軽々しく「マイナス思考なんて止めましょうよ」なあんて言っても蔑まれる」
「ネガティブには感染力があるから注意しろ」
最後のは笑うしかありませんけどね。あたくしもよく伝染る……。
たまに気を使われて褒められても、プラスの言葉はとりあえず拒否。「そんなことないんだよ」といって徹底的に否定する。ネガティブな自分に酔い始めたら本当に単なる酔っぱらい……。
見に覚えがありすぎて怖い。

そしてスタローン大佐が実際に褒めます。
「先輩は、頭が良すぎるんですよ」
「……すぎる」を後ろにつけることで、ネガティブ女子にも通じやすい。褒めをネガティブにアレンジしてあるのが巧み。
「そんなに頭良過ぎたら、疲れちゃいますよ」
「先輩は自分への評価が低すぎるんですよ」
「大変ですよね。真面目すぎるから、みんなから頼られすぎちゃうんですよね」

絶妙ですね。
これ言われたら嬉しいなぁ……。なんて、思わずテレビの前で唸りますね。

内気な美人の褒め方

あとね、好きなのは美人の褒め方。
しかも、内気な美人ね。男から一番人気のあるタイプね。
これの褒め方、知りたかったなぁ。知ってれば今頃……おっと、妻の目が痛い。

番組内では、このタイプにはド直球はいけないとしています。
「美人に向かって[美人ですね]は褒めになっていない。事実を述べているだけ。タモリに向かって[グラサンですね]といっているのと同じだ」
痺れますね。こういうセリフが書けるのは啖呵のセンスのいい証拠。

分析官・マイクは言います。
美人には2パターンある。性格のいい美人と性格の悪い美人。
性格の悪い美人とは、持って生まれた己の美をそのまま武器にできる自己肯定形の人。
チヤホヤされるのも当たり前。

一方、性格のいい美人とは、男にちやほやされることで発生する女の嫉妬に耐え切れない人のこと。これも一定数存在するそう。美人なのに端っこのほうで地味にしているタイプです。

そして実践官・リサは言います。
「なんだかんだ言って、美人は普通の話でも男に聞いてもらえるから、つまらない趣味嗜好を持つ事が多い」
「性格のいい美人は、自分の内面やセンスにイマイチ自信が持てていない。[思ったより話しやすい]は褒めワード」
「美人と言われて、「うん」と答えても嫌味、「そんなことないよ」と言っても白々しくて嫌味。どちらの反応も取れずに苦しむのが性格のいい美人のコンプレックス。」

そしてスタローン大佐はこう褒めるのです。
「河合さん(可愛い子の名)って、見た目と中身、結構違うね」
趣味嗜好がつまらないことを逆手に取って、普通じゃないことへの憧れを突くのです。
「松坂桃李より、ムロツヨシが好きでしょ?」
サブカル系に明るい、普通じゃないひと気取りが出来ますね。
「喋らなければ完璧なのにね」
普通に言えばディスりなのに、これが響くのが性格のいい美人。なるほどね。
「俺が女子なら、河合さんみたいな友達ほしいわ」
なるほどね。

こびろ、まっすぐに

そして、最後に三人は必ず言うのです。
媚びろ、真っ直ぐに!とね。
毎週、楽しみにしてます。

あと、アラサーちゃんからのキャストで、佐藤仁美氏とみひろ氏が出ていたのも楽しかったなぁ。佐藤仁美氏の元ヤン感半端ねぇし、みひろ氏の不倫している感も完璧でした。

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都内在住のおじさん。 2児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』
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