米粒写経のガラパゴスイッチ#17 漫才にも大沢悠里さん

事前に今回のゲストがミステリー研究家の小山正さん(二度目)だと聞いてウキウキしておりました。

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前回のミステリーの噺が最高だったので、今回も間違いないだろう、と。
思っていたのですが、やっぱり間違いなかったですね。
↓前回のミステリーのトークコーナー。

漫才の部

久々にザ・マティーニが前説。
この二人の会話のテンポが微妙にずれているのは狙いなのか、何なのか。
不思議な空気感の二人です。
何度観ても、ワンテンポ遅れてくる。星野伸之のスローカーブのようなもんでしょうか。
狙ってやっているんだとしたら凄い。

漫才の一つ目は、『居島一平取扱説明書』
いきなり邪馬台国ネタから入ってくる地雷の置き具合ったら。
イチャついててたまりません。

二つ目は、『同期の桜の樹の下で』。
タイトルからして、米粒写経以外には出来ない組み合わせです。
ときメモと軍歌の融合ですよ。コンビで一番大切なのは歴史認識ですからね。
居島さんの演ずる女のブス具合が、ちゃあんと昭和のブスで素敵でした。
世界観がブレない居島さん。素敵。

三つ目は、『東京芸人列伝』
ボーイズバラエティ協会の偉人の方々をご紹介。
奇人変人の枠を大きく染み出してくる鬼才ばかりでやんした。
「どうしてここに所属しているのか」という疑問は終始つきまといますが……。
今度一度、「明るい廃墟」こと東洋館に行かねばならない、と固く誓いました。

トークの部

先述の通り、小山正さんがゲスト。
映像配信されたらまた、なんどでも観たいですな。

今回のバカミスは、どちらかというと軟投派というか、変わり種たちでした。
前回の本格派たちも素敵でしたが、今回も読書意欲を刺激されっぱなしでしたよ。

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泡坂妻夫さんという多才な鬼才について、居島さんと小山さんがコーナーの最初っからスウィングして憚らないの。
想像もつかないようなスケールのトリックと、それを解いたロジックの見事さについて、二人で溶けるような話し合いをしてて思わずニヤリ。
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これも面白いんだそう。居島さんが初めて、トリックと犯人が分かった作品だそうな。

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インドの占星術師が探偵!?設定が奇をてらっている感じがしますが、ミステリとしてよく出来ているそう。

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これは小山さんがイチオシされておりました。

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小山さんの、最近のイチオシだそうな。

改めて読書欲がふつふつと……

一晩あけて、何だかとっても、本が読みたい!
こういう気持ちになるお笑いのライブって、他にないですよ。

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都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』

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