岩崎育夫著『入門 東南アジア近現代史』感想 興味はあるが掴みきれず

拓殖大学の教授による、東南アジア近現代講義。

6億4000万人の巨大市場の「いま」がわかる決定版!土着国家から欧米の植民地へ、日本による占領統治、戦後の経済発展、ASEAN経済共同体の誕生――。ホー・チミン、スカルノなど独立指導者のドラマ。ベトナム戦争、カンボジア内戦の悲劇。シンガポール、マレーシアの経済発展の光と影。フィリピン、タイ、ミャンマーの民主化運動――、ASEAN地域の過去・現在・未来を読む。

近現代、東南アジアは欧米及び日本に振り回されっぱなし。ま、その前は中国に振り回されていたという面もあるんですけどね。ここで改めて学び直そうかな、と。

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東南アジア諸国の独立運動はどの政治社会集団が担ったのだろうか。東南アジア諸国に共通する点として挙げられるのは、土着国家の支配者の王族ではなく、植民地国家が創った官僚養成学校などで学んだ官僚、それに、植民地宗主国の大学などで学び、医師や弁護士などの教育を受けた専門家や知識人が担い手だったという点である。

そうなんだよね。日本も明治は留学組が幅を効かせたように、東南アジアも留学経験のある人が大変に有利になる。

本書、入門編にしては、一文が長く、読みづらい印象でした。
体系的に理解するにはもう何冊か、読む必要がありそう。

By 写楽斎ジョニー

都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』

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