リチャード・マシスン著『アイ・アム・レジェンド』感想 そっちのレジェンドね

名前は幾度も聞いておりましたが、読むのは初めて。

夜が来る。ネヴィルは一人、キッチンで夕食の用意をする。
冷凍肉をグリルに入れ、豆を煮る。
料理を皿に盛っているとき、いつものように奴らの声が聞こえてきた。
「出てこい、ネヴィル!」……
突如蔓延した疫病で人類が絶滅し、
地球はその様相を一変した。
ただ一人生き残ったネヴィルは、自宅に籠城し、
絶望的な戦いの日々を送っていた。
そんなある日……
戦慄の世界を描く名作ホラー、
最新訳で登場!(『地球最後の男』改題)

ゾンビ物の原点、らしい。『おれ以外全員ゾンビ』状態。

p278
本書と映画版第一作の《地球最後の男》をもとに、ロメロ監督と脚本家のジョン・ルッソが物語を練り上げたのは確かだ。

有名な『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』も本著を原点としたもの。その後のバイオハザードなどにつながる功績を考えると、偉大すぎる。

途中で犬が死ぬところとか、なんとも言えぬ味わい。
ラストシーンの最後の台詞『アイ・アム・レジェンド』は、「なるほど、そっちのエンドかい!」となりますね。

By 写楽斎ジョニー

都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』

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