俺もピアニストになりたかった
未だに楽譜というものが読めませんが。
どうせ同じメガネ男子になるのなら、落語やデジタルガジェットにハマるんじゃなく、ピアノや文学にハマりたかったです。主人公の薫さんや千太郎はコンプレックスの塊かもしれませんが、同じように丸尾君だってコンプレックスでしょう。それでも明るく所在なげに生きる丸尾くんのほうに感情移入しますよあたしゃ。
でも、どうせ生まれ変わるなら薫さんみたいに生まれたい。
生い立ちの不幸さというのは、どうにも文学的になりすぎて悔しい。
みうらじゅん氏も言っておられたけれども、中流家庭に育ったあたくしは、「不幸なことに不幸でなかった」んですよ。それなりに愛され、お金も使ってもらい、居場所もあった。だからこそ、凡才にしかなれなかった。そんな悲哀は文学にはならないんですな。なるのかもしれませんが、文学的にするには凡才すぎる。悔しいです。ハリネズミのジレンマ、って格好いいですけどね。こっちにゃ刺すら、出すことが出来ない。
漫画がセール中で3巻まで無料で読めた
少し前まで、Kindleでセールやってたんですよ。
三巻まで無料で読めたもんで、読んだら最高でしたね。
続きを買おうかしら。
これ読むと必ずジャズメッセンジャーズの『moanin’』聞きたくなるですね。