柳本光晴著『女の子が死ぬ話』感想 氏とはいい酒が飲めそうだ

短命美少女への憧れのようなものは、誰にしもあるんだと思います。
が、それを作品にまで昇華させるのは困難を極めます。

その点で、柳本光晴さん、只者じゃないです。
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 余命いくばくもない絶世の美女が、どう生きるかという話。
儚いものを愛するというのは人間の本能なんでしょうな。
耽美的な話が好きなので、こういうのはとても好み。

せめて女の子として死なせて

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特に、このセリフを言わせたかったんじゃないですかね。
フレーズとしてかなり魅力的で悪魔的。

話の出来は、まぁまぁだと思うのですが、こういう話が好きなものでね。

By 写楽斎ジョニー

都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』

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