Podcastの時も述べましたが、『食の軍師』ドラマ版について、あたくしは否定的です。
『孤独のグルメ』の根底にある「好きなモノを好きなように好きなだけ食べる」という思想から大幅にずれているんですよ、ドラマは。
本郷が単なるスケベで情けない男に成り下がっているし。
一人でビール飲んで、無邪気な笑顔を振りまく。
そういう天真爛漫で気ままで自由な男だったはず。
それがどうした!パンチラを求めさまよい歩き、食い方の問題でプライドを傷つけられる。
ドラマは原作をリスペクトしていないどころか、真反対の信念に陥ってしまっているのです。
これはならん。ならん、ですよ。
原作は、確かに面白いんです。
むしろドラマ孤独のグルメ的とでも言いますか。
自由気ままなおっさんが、理屈っぽく食っている様がいいんです。
あたくしはそれが続く限り、原作は買いますよ。
