最近、ちょっと読書熱が冷めつつあるので、漫画で失礼。
[wpap service=”amazon” type=”detail” id=”B00MXRPHOM” title=”鼠、江戸を疾る (ビームコミックス)”]
「表」の顔は、「甘酒屋次郎吉」と呼ばれる遊び人。しかし、その「裏」は、江戸で噂の盗賊・鼠小僧。一介の盗賊に過ぎないが、正義とやらにこだわって、一文にもならない事件に首を突っ込んでしまう。それもみな、江戸が故郷だから。この町で暮らす人々の幸せを見るのが何よりも好きだから―。今日も妹で小太刀の達人・小袖とともに、ひたむきに生きる庶民を助け、力を振りかざす強きをくじく。痛快エンタテインメント時代小説。
いわゆる「鼠小僧次郎吉」の物語。名前は知っているけれど、書物として読んだことはありませんでした。
たまたまAmazonで安かったのでつい購入。
そしたら、面白いのなんの。
この歳になって、やっと時代劇の面白さがわかってきました。
あれ、いいですね。
何が良いって、史実のようでいてフィクションなところ。
未来の話だとSFになるけど、過去の話だってSFなんですよね、よく考えれば。
歴史SFとでもいいますか。
ちょっとした常識だとか価値観なんてぇものが、説明不要で変えられる。
そこがSFとしての時代劇の良さですな。
そしてこの脚本力の高さ、ね。
すごいもんだ。次郎吉さん自体は自白調書が残る史実の人のようですが、本当は義賊的な要素は皆無だったそう。
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