いや、これ、なかなか好きですよ。
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親友が病に倒れた。悲しみに暮れる日々の中、少女は知る。自分が親友の為に出来る唯一のこと、それは、笑わせること。
「笑い」により、人体の免疫力を高めるという「NK細胞」を活性化させる為、少女は「笑い」の研究と実践を始める――。
生死の狭間を笑いで描く友情の物語。
NK細胞を活性化させたい女子高生、ということで『NKJK』ということなんでしょうね。
しかし、なかなか、喜劇の要素が詰まっていますよ。
- 緊迫した状況で
- 閉鎖された空間で
- みんな真剣
ですからね。それでいて、「笑う」ということが目的になっている。
「笑い」というのは手段であって目的ではない、というのが落語ファンとしての矜持なのですが、これはその文法ではないのです。むしろ「笑い」のみが目的。
そのために、主人公がひたすら研究するという、なかなか倒錯した展開です。
全2巻というボリュームもいいし、話の起承転結も小気味良い。
小規模ではありますが、しっかりと共感・共鳴できます。いいです。