実録というところでビビってしまう自分がいます。
これは「愛と冒険の物語」だ──井浦秀夫(漫画家)
読み終わって、10分くらい泣き続けた──久保ミツロウ(漫画家)
夫の借金と自殺、自身の病気と自殺未遂、AV女優他様々な職業…
波乱に満ちた人生を送ってきた著者が36歳にして出会い恋をした、25歳年上のボビー。 男気あふれるボビーと、ケンカしながらも楽しい生活を送っていた。
そんなある日、大事件が起こる――。 年の差、過去、統合失調症、顔面崩壊、失明…… すべてを乗り越え愛し合うふたりの日々をユーモラスに描いた、感動のコミックエッセイ!
デビュー作『実録企画モノ』で大反響を巻き起こした “漫画界の最終兵器”卯月妙子の、10年ぶり、待望の作品!
いや、正直、すごい本だ。こんなもん、あるのか。
とりあえずメンタルがだいぶ荒れてて薬なしでは生きられない筆者。筆者を愛する周りの人々。すんげーことになってる。
あたくしの好きなTwitterのフォロワーさんに薬なしでは一日過ごせないタイプの人がいますが、結構たいへんですよね。いや、他人事だけど。ちょっと想像できない。軽々しく「わかる」とか言えない。

薬なしでは「希死念慮」に駆られてしまう、なんて症状、経験したことないもん。

それを愛し支えるパートナー。とにかくカッコいい。
ちょっとあたくしには耐えられないレベルで切羽詰まったコミックエッセイ。軽々しく「わかる」ことが出来なかった。でも最高に面白い。