端的に言って、やっていることは好きだが、これを褒めている人々のことを好きにはなれない、という印象。
「ノブナカなんなん?」「真相報道 バンキシャ! 」などで話題の“自給自足家族”、初めての著書!
青森県某所—この北の大地に、自給自足で暮らす家族がいます。
家は廃材で建て、野菜類は畑で栽培! ガス、水道、電気の契約もなし! お金はほとんど使わない! にわかには信じられないような生活のリアルを描いたエッセイです。
現代で自給自足ってどうやるの!? お金はどうしてんのさ? などなど、気になることはたくさんありますが、その生活の仕方は本書の中に書かれています。
たとえば、「田舎のルンバは、ニワトリ」「突然来る、知らんオッサン」「動くソーラーパネル」「自然は最高の先生。自給自足的な子育て」など、その日常をユーモアあふれる文章で紹介。
もちろん、文明の利器に一切たよらないわけではなく、パソコンやタブレットだって使い、朝は挽きたてのコーヒーを味わうといったハイブリッドな自給自足生活です。
読み進めていくうちに、そもそも何でこんな生活を選んだの? という夫婦の原点もわかってきます。
何より魅力的なのは、「節約節約! 」とか「しんどい! 」といった息苦しさがまったくなく、毎日を、一瞬一瞬を生き生きとされている家族の様子です。
まずは試し読みいただいて、「ピン! 」と来た方には、ぜひ一読いただきたい1冊。
日常がハッと変わるような気づきと勇気がもらえる本になっています。
娘が読みたいというので購入。ついでに親も読んでみました。
あたくしはこの手の「自給自足」的なものが好きで、よく読むんだけど、この手の話を「キラキラ」と捉える人がたいてい苦手。「オーガニック」「自然農」などという概念を「崇拝」する人種のことです。
なので、本著自体は面白く読めましたが、これを褒めている人たちとは馬が合わないだろうな、という複雑な気持ち。著者はそんなことはない、素晴らしい自給自足ライフの人だとは思いますが。
ただ、随所に承認欲求が見えてるのが薄ら寒い感じはします。考えすぎでしょうか。どうも考えを押し付けられている感じがするのは、被害妄想かしらね。ま、サンクチュアリ出版ですからね。。。。
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