『エマ』森薫著 メイド愛あふれるフェティッシュ漫画。素晴らしい。

己の願望を具現化した素晴らしい作品

作品は作者を写す鏡だ、なあんてことを申しますが、だとするとこれはずいぶんと透明度の高い鏡です。

表紙からして、作者のフェチ全開ですよね。
メイド・メガネ・産業革命期の英国、って。

こういう己をそのまま出すことの凄さと怖さを、考えずにはいられません。

アニメ化もしていた

まったく知らなかったのですが、アニメ化されていたらしいですね。
2005年に。こっちでいうと独立UHF局、いわゆるテレ玉やtvkで。
気付きませんでしたなぁ。もう10年前ですね。

ちょうどあたくしが学生で、一番オタク離れしていた頃ですからね。
あの頃はリア充を気取っていましたからね。こんなフェティッシュな作品を堂々と「好きだ!」なんて言えなかったかもしれません。

screenshot_2014_12_02T08_54_51+0900

このコマ割り。メイドさんのどこが一番可愛いのか、作者の言いたいことが漏れてくるような、いいコマ割りです。
このシンプルなメガネに、あたくしもグッと来ざるをえないです。

screenshot_2014_12_03T08_50_45+0900

進むに連れて、こういう身分違いの恋、なあんて要素も入ってくることがわかります。
度の国でも身分違いってぇのは大変なんですな、とは思いますが、かえってそれを萌えの着火剤にしてしまう現代人の品の無さよ。大好きです。

『乙嫁語り』も絶好調な森さん。最近は特に絵が綺麗で素晴らしいですよねー。

The following two tabs change content below.
都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. […] 以前、『エマ』についてもフェチ具合が最高だ的な噺を書きましたが、これもこれですごいフェティッシュですよね。そこが最高なんです。 […]