改めて、日本礼賛映画ばかりが巷にあふれていることに気づく。
ピエール・ブールの同名小説を名プロデューサー、サム・スピーゲルと巨匠デビッド・リーンのコンビで映画化した戦争大作。第2次世界大戦下の1943年、ビルマとタイの国境付近にある捕虜収容所を舞台に、捕虜となったイギリス人兵士と、彼らを利用して橋を造りたい日本軍人たちの対立と心の交流を描く。出演はウィリアム・ホールデン、アレック・ギネス、早川雪舟。57年度のアカデミー賞では作品賞、監督賞を含む7部門で受賞した。
特に「ものづくり大国」みたいなプライドがあるから、こういう「日本人よりイギリス人のほうが規律と納期に正確である」みたいな描写があると新鮮。
映像美ということでいうと、やはり橋の爆破シーンはすごかった。そりゃアカデミー賞とるわ。「クワイ河マーチ」の存在もびっくり。出典元はここなんだね。