第39作。シリーズの中でも最高クラスにいい。人情噺ですね。
秋吉久美子が、どことなく幸薄くて良いんだ。リアルタイム世代ではないあたくしからすると、秋吉久美子は『のようなもの』のソープ嬢と、この作品のイメージ。
通底する「渡世人のつらいところよ」ってのが、なんとも染みます。
今回はマドンナに振られるっていうか、もっと大きなものと戦っている寅さんも素敵。
本当に男はつらいよ、と思いますね。
秀吉くんの顔もまたいいんだ。
「いいか、よく聞けよ。おじさんはあのろくでなし親父の仲間なんだ。いい年をしておっかさんの世話もみねぇ。そんなお粗末な人間に、お前なりてぇか? なりたくないだろう。だったらな、おじちゃんのことなんかとっとと忘れて、あの母ちゃんと幸せになるんだ。分かったな」
