山田洋次監督映画『男はつらいよ 寅次郎の休日』感想 寅さんが叔父無双

自分の恋愛どころじゃなくなる、後期の作品もそれはそれで味があるんだ。

満男は無事に大学へ進学を果たす。ある日、及川泉(後藤久美子)が離婚した父・一男(寺尾聰)を訪ねて名古屋から上京。満男はともに、一男の勤め先である秋葉原の大型電気店を訪ねるが、すでに仕事を辞めて、大分県日田市に住んでいるという。東京駅で泉を見送った満男は、泉が九州に行くと聞いて、思わず新幹線に飛び乗る。若い二人を追いかけて、寅さんと泉の母・礼子(夏木マリ)も寝台車で九州へ…  第42作『ぼくの伯父さん』から一年後、泉の父親の再婚を中心に“家族の幸せ”について描いている。若い二人がかけおち同然に、九州へと向かう。寅さんは、美人の母・礼子と寝台車に乗る。大人の色香を漂わせた礼子と、寅さんの二人旅。二組のカップルが大分県で再会、温泉宿で一夜を家族のようにむつまじく過ごす。さくらと博の夫婦は、息子・満男のことで悩み、満男もまた大きな悩みを抱えている。現代の家族が抱える問題が、さくら夫婦を通じて描かれる。

43/48作品。かなり後期ですね。

夏木マリ と 後藤久美子 の親子の感じ。独特の組み合わせだよね。また寺尾聰と宮崎美子のかけおち感も、またいいんだ。キャストが素晴らしいよ。

子どもが大きくなると、やっぱり夫婦だけじゃ解決しないのよね。
寅さんが叔父さんとして果たす役割が、シリーズを追うごとに大切になってくるのよ。

満男としても、両親にああ言われると反発しちゃうよな。そこで便利なのが叔父さんだよ。ほんと、いいポジションです。あたくしもああなりたい。けど、どう考えても博タイプなんだよな。渡世人にはなりたくてもなれない。それも分かっています。

寅さんの恋愛よりも、周りの人間の群像劇に焦点があたる。これが後期寅さんの面白いところなんです。満喫。

投稿者 写楽斎ジョニー

都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』

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