ある意味、衝撃でした。
マクラと噺は別物です。
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いきなり私服で登場する師匠。
そのまま、30分近くスタンダップ・コメディを始めました。
これがまた、面白いの。
会場は大爆笑の渦。安心して笑えました。
ただ、個人の趣向の問題ですが、あたくしはどうもあの、上方の人の「わて、◯◯だっせ!?」「こんなのことあります?」ってのが好きじゃない。
鶴瓶師匠も「わて、スターだっせ?」って連発してて、それで会場は爆笑してたのですが、上手いとは思いながらも好きじゃない。
キングコング西野氏のスタンダップ・コメディもそうでしたが、「こんなのことあります?」っての、あれ、しつこいんですよね……。
しかし、ま、オープニングトークこと鶴瓶噺、めちゃ沸いてました。
落語
そして満を持して落語です。
まずは『死神』。鶴瓶師匠の『死神』は凄い、と落語ファンの誰だったかに聞いていたので、「ありがてぇ」と思いました。
確かにあらすじとしては良く出来てる。初恋の女性を死神に、というのは良い。しかし、サゲがどうも、イマイチ。
続いて『青木先生』
いい新作。
仲入り後、『妾馬』でした。志の輔師匠の型かな?『鶴の一声』でサゲてました。
全体を通して感想はタイトル通り。
鶴瓶師匠の落語は登場人物があまりに師匠なので想像しづらい。
あと、落語に入った途端、描写というか語り具合が、妙に、その、雑でした。
テンポが早いのはいいけど、一本調子で、言葉も飲むし、「江戸の風」らしきものがまるで吹かず。そもそも上方弁で『妾馬』は変だし。
うーん、師匠ほどの話芸のプロでも、落語となると話は別なんだな、なんて生意気に思ったり。
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