ジャン=リュック・ゴダール監督映画『勝手にしやがれ』感想 これは笑うところか?

ゴダール、ジャン=ポール・ベルモンド、聞いたことはあります。

ジャン=リュック・ゴダールの初長編監督作。即興演出や手持ちカメラでの街頭撮影など、当時の劇場映画の概念を打ち破る技法で製作され、後の映画界に大きな影響を与えた、ヌーベルバーグの記念碑的作品。原案はフランソワ・トリュフォー、テクニカルアドバイザーとしてクロード・シャブロルも参加している。警官を殺してパリに逃げてきた自動車泥棒のミシェルは、新聞売りのアメリカ留学生パトリシアとの自由な関係を楽しんでいた。パトリシアはミシェルの愛を確かめるために、彼の居場所を警察に伝え、そのことをミシェルにも教えるが……。

典型的な「当時与えた影響」から伝説化した作品、でしょうか。あくまで記念碑として重要なのであって、今見ると何が良いのか分からない。これはヌーベルバーグ全体にやや共通する、あたくしとの相性の悪さに起因するのかも。

「身勝手な振る舞いが魅力的!」と思える人にはいいんでしょうが、あたくしにはまるでそう思えない。警官殺しておいて笑いながら逃げられるこいつはサイコパスだし気味悪いな、くらいにしか。

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