川端康成の代表作を映画化。何度もされているらしいけど、本作が決定版として長く愛されているそうな。
大学教授の川崎は、教え子である男子学生から或る相談を持ち込まれていた。それは「結婚の仲人になってほしい」という話だったが、学生結婚というものに少々の不安や心配を持つ川崎教授は躊躇を覚える。しかし、その男子学生と将来を誓い合う少女が「ダンサー」であることを知った教授の胸に、かつて旅芸人の踊子に淡い恋心を寄せた青春の思い出が甦るのだった。若い二人を見守りながら、教授の心は遠い過去へ遡っていく。
こんなことをいうと審美眼を疑われるでしょうが、あたくし、それほど吉永小百合さんをきれいだと思わないのよね。好みじゃない、ということなんだと思うけど。
でも、この映画の吉永小百合さんは、ちょうどいい感じが出てる。「活動写真に連れて行ってくださいましね!」と何度もいう吉永さん、悩める学生が恋をするのに、どことなく田舎臭くてちょうどいい。
原作も読んだけど、この映画版はそれなりにアレンジがされていた印象。ちょっと恋愛寄りなのは、映画版がとる路線として正しいと思います。また、回想からはじまるのも、また変化を感じさせて小気味いい。
