
ミヒャエル・エンデ著『モモ』感想 これ「大人が読ませたい」児童文学でしょう
今風に言うなら、タイパなる言葉への反論にはなりえるんでしょうが、一方で程度問題な気もします。 時間どろぼうと,ぬすまれた時間を人間にとりか...
今風に言うなら、タイパなる言葉への反論にはなりえるんでしょうが、一方で程度問題な気もします。 時間どろぼうと,ぬすまれた時間を人間にとりか...
文学作品として、どこがいいのかイマイチ分からん。荷風先生の逸話はわりと好きなんですが、だからといって作品は別。 永井荷風(1879‐195...
これのどこが特別な小説なのかしら。 取材のために訪れた向島は玉の井の私娼窟で小説家大江匡はお雪という女に出会い,やがて足繁く通うようになる...
たぶん書いてる人も読んでる人も、結論ありきなんだろうなという印象。 平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョ...
が、いささかロマン主義的過ぎやしないかという気もする。 web上で絶賛を浴びた青春小説「オナニーマスター黒沢」が、大幅な加筆修正を経て蘇る...
このビギナーズ・クラシックスですら、読破するのは相当に難しかった。 仁義礼智忠信孝悌の玉を持つ八犬士の活躍を描く、江戸伝奇小説の傑作! ...
お気に入り、角川ソフィア文庫のビギナーズ・クラシックスシリーズ。 俗世間から離れ、隠遁生活を送る陶淵明は、自らの田園体験を通してさまざまな...
フェミの人だなーくらいの印象しか持っていなかったので、初めて読了。 面白かったです。 朝日新聞土曜別刷beの好評連載「悩みのるつぼ」から...
世の中には「なかった」とする人々がいて、しかもそれが結構少なくない数だと聞いて、本当かよと思い読了。 ま、「なかった」としたい人々にあ...
味わい深い読書エッセイ。 20年間、家族の待つ家に(ほとんど)帰らなかった著者は、二人の息子たちに宛てたエッセイを密かに書きた...
戦争の爪痕を感じる映画。視聴後の感覚は『砂の器』に近い。 「犬神家の一族」に次ぐ角川春樹事務所製作第二弾作品。日本とアメリカを舞台に、戦後...
教養のないあたくしは初めてみました。こんな話だったんだ。 ミュージカル映画史上、世界No.1のメガヒット!歌がある。踊りがある。幸せがあな...
さすがの作品賞。 ノーベル経済学賞を受賞した実在の数学者ジョン・ナッシュの半生を、「アポロ13」の名匠ロン・ハワードのメガホン、「グラディ...
小林賢太郎らしい、ユーモラスな啓発本。 「アイデアは思いつくというよりたどりつくもの」。面白くて、美しくて、不思議な世界を創造し続ける希代...
後期の作品だけあって読みやすくはある。 明治期の文学者、夏目漱石の長編小説。初出は「東京朝日新聞」「大阪朝日新聞」[1912(明治45)年...
なんともいえない、奇想天外な書。奇書ではないのか。 藪の中で踏んでしまった蛇が女になり、わたしの部屋に棲みついた。夜うちに帰ると「あなたの...
それほど謎はなかった。 一軍を支え、一軍を目指すプロ野球の二軍。各チームに所属する約70名の「支配下登録選手」のうち、一軍登録された28名...
原題:¡Three Amigos! マザー2、そして踊る大捜査線で、なんとなく元ネタがあるのは知っていましたが、ようや...
これは泣ける。 2018年にテレビ放送された京都アニメーションによる人気アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の完全新作劇場版...
そして、こいつも読みたい
野球回のあるアニメは名作の法則。今期は……? イジらないで、長瀞さん 2nd Attack ヴィンランド・サ...
チェンソーマン、原作読んでみようかな。 2022秋アニメ アキバ冥土戦争 うる星やつら 後宮の鳥...
妻帯者ですし、別に浮気したいわけでもないですが、モテたいとは確実に思っていますね。 だけどやっぱり彼女はほしい! ファッション、メンタル...
なんだろう、モヤモヤする作品でしたね。 愛ではない。 けれどそばにいたい。 新しい人間関係への旅立ちを描いた、 息をのむ傑作小説。...
読みだしたら止まらないんですよね。 稀代の無頼、西村賢太の原点を炙り出す、新たな代表作。憬れだった築地市場での仕事をたった一日で失うことに...
新聞を相対化して読む、というのは人によっては当然のことですが、ちょっとハードルあるよね。 新聞には芸風がある。だから下世話に楽しんだほうが...
二回読ませる叙述トリックという点で、かなり名作であることは間違いない。 美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ...
上野の話。ぜんどう、と読むらしい。 こんな青春も、存在する――17歳。中卒。日雇い。人格、性格に難あり。しかし北町貫多は今日も生きる――。...
露悪にして未完の凡作です。だらだら長い。西村賢太ファンじゃない限りおすすめしない。 2004年の暮れ、北町貫多は、甚だ得意であった。同人雑...
西村賢太の「横浜時代」のやつです。造園業で働き、やっぱりモメてクビになるやつ。 中卒で家出しその日暮らしをしていた北町貫多は、十九歳にして...