周防正行監督映画『シコふんじゃった。』感想 こんないい映画だったんだ

あたくしの好きな部類の映画。周防監督、もっとちゃんと観ようかしら。

大学4年生の秋平は、父親の人脈を使って就職も決まり、残り少ない大学生活を楽しんでいた。ある日、彼は卒論指導教授の穴山に呼び出される。授業に一度も出席したことのなかった秋平は、穴山から卒業と引き換えに、相撲部の試合に出るよう頼まれる。

ディズニープラスでドラマがやるんだとか。それに合わせてか、映画版も話題になっていたので、「そういえば名前は知っているけど観たこと無い」と思って視聴。大当たりでした。

竹中直人、もっくん、柄本明、どれもこれも素晴らしい。周防監督の「ザ・小津」的なカメラワークも相まって、独特のリズムと雰囲気。

押し付けがましい倫理観、ご都合主義感、どちらも僅かにありますが、それもあまり気にならない。良き映画でした。

The following two tabs change content below.

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする