
車谷長吉著『錢金について』感想 車谷氏の金銭観、聞きたい
時々、読みたくなるね、この人。 人が「銭金の問題じゃねえだろッ」と怒るとき、実際のことの発端はやはり銭金の問題なのである! 貧乏、借金、挫...
Podcaster、ハガキ職人、落語ファン、アニメファンである写楽斎ジョニーの、生き恥の記録です。
時々、読みたくなるね、この人。 人が「銭金の問題じゃねえだろッ」と怒るとき、実際のことの発端はやはり銭金の問題なのである! 貧乏、借金、挫...
古典中の古典。 ちなみに、何度も「せいそう」と読んでしまう。「そうじょう」が正しい。でも、ぶっちゃけ「ビショップ殺人事件」って言ってもらっ...
コテコテの恋愛小説。あんまり好きじゃない。 『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』から7年ぶりの2作目。 期待していなかった日常を...
個人的にはリベラルを自称していますが、軍国趣味の方々のエンタメが大好き。 神武天皇、教育勅語、万世一系、八紘一宇……。 右派も左派も誤解...
日本のテッド・チャンと聞いて。 SFマガジンに掲載された「宇宙ラーメン重油味」「たのしい超監視社会」をはじめとした、『横浜駅SF』で話題の...
短編が集まって一つの物語になっている形式のやーつ。 ドロドロした愛憎渦巻かない方の大奥づとめについて、好ましく描かれております。 昭...
長い物語になると、どうしてもそりが合わない。 古い屋敷で留守番をする「僕」がある夜見た、いや見なかったものは何だったのか? 椎の木の根元か...
青年症候群ではあるけど、しかし迷惑なやつだ。 「弾丸はこめてあります。十二時が打っています。ではやります。――ロッテ、ロッテ、さようなら。...
古典的SFだけど、なんともいえない。「断片的人生を発作的に繰り返す」ことに気持ちよさがあるのかもしれない。 主人公ビリーが経験する、けいれ...
村上春樹の中でも、かなり面白く、そして胸糞悪い長編ですね。 あの日なら、僕はすべてを捨ててしまうことができた。仕事も家庭も金も、何もかもを...
直木賞納得の力作。 一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で? 無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は...
なんなんですかね、あの言葉遣い。「忘らぬ」とか、面白いよね。 サザンからソロまでの26作を厳選、その歌詞を徹底分析。こんなもん、ただの歌詞...
Podcastもありますよ。 村上春樹コンプレックス、とでも言いますか。 メディア、ブログで大反響、 だれにも書けなかった...
ナイルに死すと同じ構造、というのが最初の印象。 詩人・歌川一馬の招待で、山奥の豪邸に集まった様々な男女。邸内に異常な愛と憎しみが交錯するう...
恥ずかしながら、あんまり知らなかったんですよね。旧日本軍の細菌戦って。 新資料発見。直筆ノートに隠されていた驚きの戦後史! 初めて明らか...
夏への扉へのオマージュタイトルかしら。あれ、好きな人多いよね。 個人的にはそこまでか?という気がするけど。 時空を超えるトンネル...
読みやすく、かつ、ためになる、おじさん手習いエッセイ。 「『ダンシング・クイーン』が弾きたいんです」――『サカナとヤクザ』『ヤクザと原発』...
あたくしはミステリとして読みました。しかしマツオさんは違ったようで。 成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に...
たまたま読んでいた『不連続殺人事件』と似てる 美貌の資産家リネットと夫サイモンのハネムーンはナイル河をさかのぼる豪華客船の船上で暗転した。...
まだ終わる時期にないけど、とりあえず読んでみた。まだまだ、積立が必要な時期。 この度は、本書をお手に取ってくださり 誠にありがとうござい...
インテリになりたいわけではないが、ユーモアというのは大抵インテリジェンスを含むからね。 すぐ「海外では~」と言い出す人に使えるインテリ悪口...
文豪って、今で言うYouTuber的なものだと思うんですよね。迷惑系も箔がつく、とされている。どうかとは思うけど。 素晴らしい作品を生む人...
最初の日野のあたりの話が妙に不穏で好き。 戦争末期の恐るべき出来事――九州の大学付属病院における米軍捕虜の生体解剖事件を小説化、著者の念頭...
しかし、あんまりタイトルが賢太ぽくないんだよな。 四面楚歌の状況下、すがりついた一冊の本─。爾来、藤澤清造の歿後弟子としての運命が拓ける。...
読みにくいレベルに難解。あたくしには早かったか。 友人の死に導かれ夜明けの穴にうずくまる僕。地獄を所有し、安保闘争で傷ついた鷹四。障害児を...
フーダニットだけがミステリじゃないと思うんだけどね。 「母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね?」。西条八十の詩集を持った黒人が、...
隠れた名作アニメの原作。 2017年10月より放送のオリジナル青春アニメ『Just Because!』の原作小説。高校生活、残り3...
何が問題なのかを整理するために読了。 戦後、解体された軍部の手を離れ、国家の管理から民間の一宗教法人としての道を歩んだ靖国神社。国内でさま...
そんなバカな、と思うような論にコロッと騙される連中がいる。 そのことが何より恐ろしい。 ダマされやすい人のためのリテラシー向上入門 あ...
落語でよく言う「だってぇ、寒いんだモン」ってやつか。 大正から昭和初期にかけて、無頼派文学の代表的な作家として活躍した、織田作之助の代表作...