伊瀬勝良著『キャッチャー・イン・ザ・トイレット!』感想 いいビルディングスロマンである
が、いささかロマン主義的過ぎやしないかという気もする。 web上で絶賛を浴びた青春小説「オナニーマスター黒沢」が、大幅な加筆修正を経て蘇る...
Podcaster、ハガキ職人、落語ファン、アニメファンである写楽斎ジョニーの、生き恥の記録です。
が、いささかロマン主義的過ぎやしないかという気もする。 web上で絶賛を浴びた青春小説「オナニーマスター黒沢」が、大幅な加筆修正を経て蘇る...
このビギナーズ・クラシックスですら、読破するのは相当に難しかった。 仁義礼智忠信孝悌の玉を持つ八犬士の活躍を描く、江戸伝奇小説の傑作! ...
お気に入り、角川ソフィア文庫のビギナーズ・クラシックスシリーズ。 俗世間から離れ、隠遁生活を送る陶淵明は、自らの田園体験を通してさまざまな...
フェミの人だなーくらいの印象しか持っていなかったので、初めて読了。 面白かったです。 朝日新聞土曜別刷beの好評連載「悩みのるつぼ」から...
世の中には「なかった」とする人々がいて、しかもそれが結構少なくない数だと聞いて、本当かよと思い読了。 ま、「なかった」としたい人々にあ...
味わい深い読書エッセイ。 20年間、家族の待つ家に(ほとんど)帰らなかった著者は、二人の息子たちに宛てたエッセイを密かに書きた...
小林賢太郎らしい、ユーモラスな啓発本。 「アイデアは思いつくというよりたどりつくもの」。面白くて、美しくて、不思議な世界を創造し続ける希代...
後期の作品だけあって読みやすくはある。 明治期の文学者、夏目漱石の長編小説。初出は「東京朝日新聞」「大阪朝日新聞」[1912(明治45)年...
なんともいえない、奇想天外な書。奇書ではないのか。 藪の中で踏んでしまった蛇が女になり、わたしの部屋に棲みついた。夜うちに帰ると「あなたの...
それほど謎はなかった。 一軍を支え、一軍を目指すプロ野球の二軍。各チームに所属する約70名の「支配下登録選手」のうち、一軍登録された28名...
そして、こいつも読みたい
妻帯者ですし、別に浮気したいわけでもないですが、モテたいとは確実に思っていますね。 だけどやっぱり彼女はほしい! ファッション、メンタル...
なんだろう、モヤモヤする作品でしたね。 愛ではない。 けれどそばにいたい。 新しい人間関係への旅立ちを描いた、 息をのむ傑作小説。...
読みだしたら止まらないんですよね。 稀代の無頼、西村賢太の原点を炙り出す、新たな代表作。憬れだった築地市場での仕事をたった一日で失うことに...
新聞を相対化して読む、というのは人によっては当然のことですが、ちょっとハードルあるよね。 新聞には芸風がある。だから下世話に楽しんだほうが...
2023年8月25日 podcast追加 二回読ませる叙述トリックという点で、かなり名作であることは間違いない。 美少女を殺...
上野の話。ぜんどう、と読むらしい。 こんな青春も、存在する――17歳。中卒。日雇い。人格、性格に難あり。しかし北町貫多は今日も生きる――。...
露悪にして未完の凡作です。だらだら長い。西村賢太ファンじゃない限りおすすめしない。 2004年の暮れ、北町貫多は、甚だ得意であった。同人雑...
西村賢太の「横浜時代」のやつです。造園業で働き、やっぱりモメてクビになるやつ。 中卒で家出しその日暮らしをしていた北町貫多は、十九歳にして...
それを言っちゃあお終いよ、ってな。 「いじめ」を脳科学する。 「子どものいじめ撲滅」に向けて、大人たちが尽力している一方で、大人社会...
どこまでも読める。 女にもてない「私」がようやく女とめぐりあい、相思相愛になった。しかし、「私」の生来の暴言、暴力によって、女...
でも読ませるよねぇ。 大正時代に極貧の生活を赤裸々に描いた長篇小説『根津權現裏』が賞賛されながら、無頼ゆえに非業の死を遂げた藤澤清造。その...
どうも感性が合わない。 泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む...
読ませるし、読んじゃうんですよね。ファンが多いのもうなずける。 周防の村医から一転して官軍総司令官となり、維新の渦中で非業の死をとげた、日...
やっぱり乙一の面白さはピンと来ない。 彼女の名前は、上から読んでも下から読んでも、山田真野(ヤマダマヤ)。吉祥寺の喫茶店に勤める細身で美人...
他界されたということで、追悼でもないですが、読んでます。リズミカルだよね、ほんと。 ここ数年、惑いに流されている北町貫多。あるミュージシャ...
NHKの取材力よ。 役所や学校、地域も見逃していた 虐待の衝撃的事実! 18歳まで自宅監禁されていた少女、車内に放置されミイラ化して...
身につまされる本。 著者を育んだ故郷・小倉の記憶、そして父母のこと、兵役や仕事のことなど……。 いかにして「作家・松本清張」は生れたのか...
忠臣蔵はすでにメジャーな話ではない。 「大石は遊廓を総揚げしていない」「討ち入りのとき、赤穂浪士たちは太鼓を持っていなかった」「吉良は浅野...
対談って恐ろしく読みやすいよね。 ちきりん、ウメハラ流「いい人生」の探し方。 月間200万ページビューの社会派ブロガーちきりん氏と、...