田口壮著『プロ野球・二軍の謎』感想 二軍監督雑記、ってことかな

それほど謎はなかった。

一軍を支え、一軍を目指すプロ野球の二軍。各チームに所属する約70名の「支配下登録選手」のうち、一軍登録された28名を除く最大42名の彼ら二軍選手は、どんな日々を送っているのか? 一軍の状況次第で急遽昇格することもあれば、二軍戦への出場機会ですら一軍選手に奪われることも。調整中のベテランと新人選手が入り交じり、「プロの厳しさ」を肉体的・精神的に学ぶ「二軍のリアル」を元メジャーリーガーの現役監督が解説。さらには、日米ファームチームの違いや二軍の試合の楽しみ方、監督ならではの苦労や裏話も満載。

度々出てくる吉田正尚が本物になって、さすがの一言。
でもタイトルはちょっと誇張しすぎじゃないかな。


位置: 751
彼女たちがあまり料理をしないのにも理由があって、「料理の手間を省いて、夫婦の時間、会話を大切にする。あと、台所が汚れる(!)」ということらしいのです。

二軍監督の話より、メジャー体験記のほうが面白く読めました。

しかし、なんのために台所があるのか。ファッションか。アメリカらしいっちゃらしい。

位置: 755
ちなみに、奥さんたちに言われるがまま外食をする夫たちが、果たしてそれを喜んでいるかというとそうでもなくて、
「いいよね……ソウのところはごはん作ってくれて……」
と 愚痴っていたことを、ここにそっと付け加えておきましょう。

ちょっとマウントかな。

でも、まぁ、そうかもね。じゃあそういう奥さんと結婚すりゃ良かったじゃん、って話ではあるけど、それはあたくしにも当てはまる話なので言えない。
結婚前と結婚後で、女は変わるからね。(n=1)

位置: 2,361
昔の野球選手のイメージというと、とかくお酒がらみの豪快なエピソードが際立ちます。しかし実際のところ、 試合を離れても野球からは離れられない選手が多く、先輩たちはオン・オフの区別なく、常に野球を念頭に置いて生きていた 気がします。

実際、そうなんだろうなぁ。
だからオン・オフができてる現代の後輩を苦々しく思っているところはあるかも。


結局、二軍の話や監督の話より、昔話や渡米経験のほうが面白く読めました。

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都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』

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