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『凪渡り及びその他の短篇』感想 ダラシがない短編

確かにいい意味で世俗的なエロさがある。

山奥の温泉宿にやってきた男と女。隣の部屋に住む男のことが気になる女……。世界中から注目を集める新鋭が、どこへも行けない女と男の瀬戸際を切なくエロティックに描く傑作短篇集。

どことなくダラシがない感じなんですよね。それがいい味。
そういうのって短編がまた、合うんだ。

どことなくダメ人間ばかりが出てくる。

大人のペーソスっちゅーのかしら。

変に物語を大きくしないのが、好ましいね。

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