落語好きにはたまらない描写がたくさん。
[amazonjs asin=”4800004667″ locale=”JP” title=”百日紅 ~Miss HOKUSAI~ オフィシャルガイドブック”]
原恵一監督の時点で、相当に観る気まんまんだったのですが、ProductionI.G.が制作と分かってから行く気しかありませんでした。
劇場版で言うと『アシュラ』も『かぐや姫の物語』も『サイコパス』も良かった。
もちろん、今回もめちゃ期待して行きました。
話自体はぶつ切りだけど、江戸フェチにはたまらない
原作未読なので語る資格はないかもしれませんが、それでも話はぶつ切り。
いい話が5,6話続いているだけです。
ま、その話の「良いっぷり」が最高なんですが。
個人的にはあの吉原の話ですよ。
いー女でしたねぇ、花魁。
そしてその禿達のモブっぷり。
吉原に女性が入るときのしきたり。
吉原田んぼの風景。
唐茄子屋政談の若旦那も、ああいうのを観ていたんですかねぇ。
たがやのたが屋さんも、あの両国橋を渡ったのでしょうか。
もはや江戸時代を忠実に描くだけで「最高!」という評価になりがちなあたくし。
でも、だってだって、好きなんだもん。
子供について
この映画の中で泣いたところがあります。
主人公の妹が、目が見えなくて。
そんで主人公おんぶされながら、「お父さんに会いたい?」と聞かれた時に答えるのです。
「迷惑だろうから、止しとく」
ってね。号泣メーン。
The following two tabs change content below.
都内在住のおじさん。
3児の父。
座右の銘は『運も実力のウンチ』
最新記事 by 写楽斎ジョニー (全て見る)
- トム・フーパー監督映画『英国王のスピーチ』感想 コンプレックスの克服!ではあるけど - 2024年4月29日
- 武田綾乃著『飛び立つ君の背を見上げる』感想 俺達の夏紀! - 2024年4月19日
- モーリス・ルブラン著『奇岩城』 俺のホームズになにしてくれてんだ - 2024年4月9日