映画『百日紅』 吉原の描写にうかつにも涙

落語好きにはたまらない描写がたくさん。

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原恵一監督の時点で、相当に観る気まんまんだったのですが、ProductionI.G.が制作と分かってから行く気しかありませんでした。

劇場版で言うと『アシュラ』も『かぐや姫の物語』も『サイコパス』も良かった。
もちろん、今回もめちゃ期待して行きました。

話自体はぶつ切りだけど、江戸フェチにはたまらない

原作未読なので語る資格はないかもしれませんが、それでも話はぶつ切り。
いい話が5,6話続いているだけです。
ま、その話の「良いっぷり」が最高なんですが。

個人的にはあの吉原の話ですよ。
いー女でしたねぇ、花魁。
そしてその禿達のモブっぷり。
吉原に女性が入るときのしきたり。
吉原田んぼの風景。

唐茄子屋政談の若旦那も、ああいうのを観ていたんですかねぇ。
たがやのたが屋さんも、あの両国橋を渡ったのでしょうか。

もはや江戸時代を忠実に描くだけで「最高!」という評価になりがちなあたくし。
でも、だってだって、好きなんだもん。

子供について

この映画の中で泣いたところがあります。

主人公の妹が、目が見えなくて。
そんで主人公おんぶされながら、「お父さんに会いたい?」と聞かれた時に答えるのです。

「迷惑だろうから、止しとく」

ってね。号泣メーン。

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