先日おこなれた、一之輔師匠の独演会に行ってまいりました。
会場のMt.Rainier Hallは飲食推奨の箱。素晴らしい。
今や、寄席ですら飲酒禁止ですからね。酒が飲めなくて何が寄席なんですか。
バカバカしい。いや、バカバカしいならいいのか。
馬鹿馬鹿しくもない。
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初めて聴いた『新聞記事』と聞き慣れた『堀之内』
仲入り前は粗忽二発。
師匠の『新聞記事』は初めて聞きました。
基本的に一之輔師匠の話ってスタンダードですよね。
そこから少しずらす、フラを少し漏らす、そういうのが彼の芸なんでしょうか。
舞台は江戸なのに、現在の風が吹くというか。
『堀之内』は今年3回目かしら。
最近集中的に演っておいでですね。
そろそろ一之輔師匠の『堀之内』は話せるかも。
今度高座で真似してみようかしら。
鰻の幇間
立川こはる氏の転宅、なかなか見事でした。談春師匠の弟子にしては、見た目も声にもドスが聞いてなかったですけどね。ま、師匠に似るのも良し悪しですね。
そしてトリは鰻の幇間。
あたくしは実は、志ん朝師匠のCDでしか聞いたことがないのです、この話。
一之輔師匠は幇間が従業員に説教するところを伸ばしに伸ばして演ってました。
これは、正直、長すぎましたね。
「あっち向いてんじゃないよ!!」
「話をまじめに聞け!」
というのは、あまりに愚直な膨らまし。
もっとエッジの聞いた、一之輔にしか出来ない噺を聞きたかったです。
帰りには
とはいえ、帰りには駅前の吉野家でうなぎを食べて帰りましたよ。
ええ、まずい鰻の話なのに、どうしてか食いたくなっちゃったんですもの。
でも、次はもっと良い高座を期待したいです。
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