志らく師匠の『ガンダム落語』、やっぱりのガッカリ感

落語もガンダムも好き。
けれど最近の志らくはちょっと胃もたれする。
そんなあたくしにとって頑駄夢落語は、やっぱり…という感じ。

筋は『やかん→大工調べ→三方一両損』という感じ。
真ん中のところはまるっきり大工調べで。これはこれで、いい出来だったんですがね。

気になるのは人物の配置ですよ。
シャアというのはジオン公国の軍人、つまり反乱軍ですよね。
どうして大家なのか。どちらかというと、大家が連邦でジオンは大工じゃなかろうか。

また、確かにガンダムの名台詞を散りばめてはありますが、その使い方が雑。
「坊やだからさ」「認めたくないものだな」という格好いいセリフが、大工調べの大家から出るとなると、全然意味が違ってきます。

あと、映像。
何だかチャラチャラと画面が動くのは、眼ばっかり疲れて好きじゃないです。
映像効果というか演出効果として、テレビの手法としてはありなのかもしれませんが、落語にゃ向かないと思います。想像の邪魔、というか。

”志らく師匠がガンダム落語演る”と聞いた時の不安感が、そのまま作品に出てました。
師匠の映画の「やっぱり」感と似てますね。

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