映画『フォレスト・ガンプ』感想 なるほど、歳をとるとよく分かる

昔はあんまり分からなかったシーンが、今ならわかる。

頭は少し弱いが、誰にも負けない俊足と清らかな心をもった男フォレスト・ガンプの数奇な人生を、アメリカ現代史と重ねて描き出していくヒューマンドラマ。監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロバート・ゼメキス。主演にトム・ハンクス。知能指数が人よりも劣っていたが、母親に普通の子どもと同じように育てられたフォレスト・ガンプは、小学校で優しく美しい少女ジェニーと運命的な出会いを果たす。俊足を買われてアメフト選手として入学した大学ではスター選手として活躍。卒業後は軍隊に入り、ベトナム戦争で仲間を救って勲章をもらい、除隊後はエビ漁を始めて大成功を収める。しかし、幼い頃から思い続けているジェニーとは再会と別れを繰り返し……。第67回アカデミー賞で作品賞ほか6部門を受賞。ハンクスは前年の「フィラデルフィア」に続き2年連続で主演男優賞を受賞した。

次から次へと聞き手が替わっていく感じとか、昔は分からなかった。いまは何となく。歳をとったということか。黒人のアラバマ大学入学とか、昔は何のことだか分からなかったけど、今ならニヤリとできる。歳を取ってわかることもある。この映画のテーマでもあるね。

なんとなく、すべての物事を肯定的に捉えることができるというのはフォレストの美点でもあり、また人生を重ねることの美点でもあるような気がしますね。しかしジェニーも大変だな。あと、自分と同じ名前の息子を持つのってどんな気分なんだろうな。

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