映画版『深夜食堂』 ちょっと油っこかったけど、まんざらでもありません

漫画が大好きだったし、ドラマもわりと好き

漫画は最高に好きなんです。ドラマもくさいところがあるけど、好き。

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今は料理本とか出ちゃって、随分と売れてるんですね。
作者の安倍夜郎さんは町山智浩さんの大学の学友なんだとか。ストリームか何かのラジオで町山さん自身が言っていたから間違いないす。

果たして映画版は

こういう作品でありがちなのは、「映画版になった途端に涙もらいにいく」現象ですよね。
ジャイアンが映画版だけいいやつになる的な。

もともと深夜食堂には心にじんと来る話も多いだけに、危惧の一つではありました。

そして、それはそれほど深い意味を持たずに的中しました。
やっぱり映画ですから、涙腺を壊しにかかってきました。

けど、制作側の意図としても、それほどそっちにばかり寄せてくるわけでもないようで。
ナポリタン、とろろご飯、そしてカレーと王道三品が今回のメインディッシュなんですが、露骨に泣かせに来てるのはカレーだけだったですね。あたくしと同じような危惧をしている方にはおすすめ出来ます。

特にナポリタンの話はTV版とよく似た構成で、TV版が好きならオススメできます。

マスター、落語聞くんだ

今回の映画版での発見は、なんといってもマスターの生体。
マスターはぼろいマンションに暮らしてて、洗濯物を干しながら落語聞いて笑ってました。
あれは圓生かな?新宿で柏木といえば圓生だけど、ちょっとイントネーションが違ったような。

そうそう、柏木。マスターは自転車通勤なんですが、その時に通る坂にある電信柱に「新宿区柏木」との地名が。柏木、つまり北新宿あたりだってぇのは新情報ですね。

あと多部未華子のユニクロ感は凄かった。
あれ、そのままユニクロのCMに使えますよ。

また、結局不明なのは、オダギリジョーの演じる警官は結局、あの和服の御仁なのかしら。
役者が同じだからそういう勘ぐりをいれてしまうけど、随分と人格が違ってますが。