映画『嘆きのピエタ』感想 粗野なパワーがすごい

韓国映画ってこういう力強さあるよね。

韓国の鬼才キム・ギドクが、第69回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したサスペンスドラマ。債務者に重傷を負わせ、その保険金で借金を返済させる非情な取立て屋のイ・ガンドは、親の顔も知らずに30年間、天涯孤独に生きてきた。そんなある日、ガンドを捨てた母だと名乗る謎の女、チャン・ミソンが突然現れる。当初は邪険に扱い、残酷な仕打ちもしたガンドだったが、ひたすら謝罪を繰り返し、無償の愛情を注ぐミソンを次第に母親として受け入れていく。やがてガンドが取立て屋から足を洗おうとした矢先、ミソンは姿を消してしまう。

亡くなられたキム・ギドク監督作品ということで。

確かに力があります。すごい。前も言ったけど、こういう粗野でパワフルな感じ、日本映画には到底出せない。寒さと貧しさが根底にある、談志落語のようだ。

母親の正体は?という単純なミステリで最後まで引っ張る力もある。

自分の肉を食わせた理由はわからないけど。

2時間映画として大変に優れていました。素晴らしい。

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