映画『蜘蛛巣城』感想 マクベスとは知らなかった

やっぱり『椿三十郎』と比べちゃうとね。
でも面白かった。マクベスとは知らなかった。

シェイクスピアの「マクベス」を日本の戦国時代に置き換え描いた、戦国武将の一大悲劇。謀叛を起こした敵を討ち城主の危機を救った鷲津武時は、帰城途中に出会った老婆から不思議な予言を聞く。その予言通りに大将に任ぜられると、今度は妻にそそのかされて主を殺害、自ら城主の地位に着く。黒澤監督は、欲望に刈られた魂が繰り返す殺戮と狂気を、能の様式美に乗せて見事に描いていく。三船=マクベスが無数の矢に曝されるラストシーンは圧巻。

三船、と言いたいですが、この映画のVIPは山田五十鈴さんですよね。
いや、本当に怖い。

あな恐ろしや。

猜疑心ってのは人を不幸にするね。
猜疑心と嫉妬心にはご注意ってな。

出世だの何だのして、他人を伸して強くなっても、幸せにはなれない。そういうことでしょうな。

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都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』

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