さすがの作品賞。
ノーベル経済学賞を受賞した実在の数学者ジョン・ナッシュの半生を、「アポロ13」の名匠ロン・ハワードのメガホン、「グラディエーター」でアカデミー主演男優賞を受賞したラッセル・クロウ主演で映画化したヒューマンドラマ。天才数学者の苦悩と彼を支え続ける妻の愛を描き、2002年・第74回アカデミー賞で8部門にノミネートされ、作品賞を含む4部門を受賞した。1947年、プリンストン大学院の数学科に入学したナッシュは、周囲から変人扱いされながらも研究に没頭する。やがて画期的な「ゲーム理論」を発見した彼は、その功績を認められマサチューセッツ工科大学の研究所に採用される。愛する女性アリシアとも出会い幸せな日々を過ごすナッシュだったが、国防省の諜報員パーチャーからソ連の暗号解読という極秘任務を受け、そのプレッシャーにより次第に精神のバランスを崩していく。ジェニファー・コネリーが妻アリシアを好演し、アカデミー助演女優賞を受賞。
統合失調症だね。あたくしの周りにもいます。親族は大変だと思う。「盗聴」だの「監禁」だの、不思議と同じようなこと言い出すんだよね。
こういうの観ると、人間の幸せってなんだろうなぁと思いますね。
結局、ジョン・ナッシュは統合失調症を寛解させたと言われているけど、この物語ではそこまでは描かない。そこもまた味わいがよし。
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都内在住のおじさん。
3児の父。
座右の銘は『運も実力のウンチ』
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