映画『人間の証明』感想 戦後やな……

戦争の爪痕を感じる映画。視聴後の感覚は『砂の器』に近い。

「犬神家の一族」に次ぐ角川春樹事務所製作第二弾作品。日本とアメリカを舞台に、戦後30年という歳月に刻まれたさまざまな人間の生きざまを描くサスペンス・ドラマ。東京の高級ホテルのエレベーターで黒人男性が殺された。“ストーハ”という言葉と、西条八十の詩集を残して。捜査線上に見え隠れするファッションデザイナー八杉恭子とその息子。黒人男性の過去を追って渡米する棟寄刑事。八杉と黒人男性の意外な関係、そしてアメリカの刑事と棟寄刑事の関係が明らかになる……。

森村誠一の著作を読み始めたので、先に視聴。
まさに『読んでから見るか、見てから読むか』ですね。日本の戦略的メディアミックスの元祖。

松田優作の色気、いまの薬師丸ひろ子かと思った岡田茉莉子の好演。
そして通底する戦争の傷跡と人間のトラウマ。タイトルが『人間の証明』って。

碓氷から霧積へ行く道で、ってね。

そしてジョー山中さんの歌ね。ぐっとくるよ。

ホテルマンとして森村誠一さんも出てるし。
朝からしんみりしてしまった。

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都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』

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