黒田博樹のカープ復帰は現代の『紺屋高尾』だ

カープに電撃復帰ですね

ネタとして少し寝かせてから、やっぱり語りたくなりました。

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10億を断って4億のカープを取る。
常識では考えられない決断を下した黒田博樹投手。

しびれましたねぇ。カープファンならずとも、今年は黒田をみに球場に行きたくなります。
もちろん、あたくしもカープファンの端くれ。今年はハマスタにドームに神宮に、大忙しでしょうな。
今年もズムスタ行かざるを得ないのか。

んで、この決断に対して、様々な意見が交わされております。
もちろん、快哉を叫ぶ声もありますが、中には「喝だ!」みたいな意見もあり。
あたくしも、痛快だなぁとは思っていましたが、それをうまく言語化できなかったのでここまでブログに上げるのが遅くなったというところもありまして。
今やっと書けているのであります。

黒田=高尾太夫

古典落語『紺屋高尾』では、高尾という女性が「太夫」という遊女の最高級の地位を捨て、自分に熱烈に惚れてくれている染物職人の妻になる決断を下します。
その気風に、決断に、江戸っ子は快哉を叫ぶのです。

今回の黒田の話は、現代の紺屋高尾ではないでしょうか。
メジャーの太夫・ヤンキースのローテの柱という地位をすて、ローカル球団に復帰する。
「浪花節」と評価する方もおられますが、江戸っ子としては、これは「気風がいい」ということになるのです。

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実は高尾と久蔵が幼なじみで、久蔵が積年の思いを打ち明ける。
みたいな演出が今回の黒田決断には入ってますけどね。これで、あとは紺屋高尾よろしく、黒田投手が働くことができれば、今年のセリーグは面白いんですがね。

FAに真なしとは誰が言うた

現代の紺屋高尾、黒田博樹の一席でございました。

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都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』