『酒のほそ道』ラズウェル細木著 通じゃない、ただの呑兵衛です。

 薀蓄とこだわりの呑兵衛記録

いくらでも読めてしまう、恐ろしい漫画です。

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呑兵衛が呑兵衛な漫画を書く、という素晴らしい漫画。
取材とかつって飲んでんでしょうね。羨ましいですな。

庶民的なところがいいのです

酒の漫画というと『夏子の酒』とか『神の雫』とかありますが、あれらはどうも「究極」みたいなものを求めていて好きになれません。
尊敬する内田百閒先生もおっしゃってました。
「美味すぎる酒は常飲に合わない」と。

やはり呑兵衛にとって、酒とは家族。
そこに在ることが大事なのです。
値段や由来じゃない。

その点、この漫画のいいところは、徹底して庶民的。

電車で駅弁を食いながら一杯、缶詰で一杯、いいじゃないですか。
お高く止まった酒より、よっぽど飲みたい。

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これ読むと帰って飲みたくなる

前、通勤中に読んだら仕事辞めたくなりました。
危険です。帰り道、電車の中で読むのがいいでしょう。
帰って奥さんと差しつ差されつ、なんて最高ですからね。