冒頭の角刈りを丁寧に切るシーンがなんとも印象的。
UFO(未確認飛行物体)を目撃した人々の血が青くなり、そのような人間が増加したら、その時、アメリカ大統領が苦悩の末、決断した計画とは……その中で展開される人間の愛と苦悩を描くSF。脚本は「冬の華」の倉本聰、監督は「ダイナマイトどんどん」の岡木喜八、撮影は「姿三四郎(1977)」の木村大作がそれぞれ担当している。
若き日の仲代達矢、竹下景子。誰も彼もも印象的だけど、やっぱり角刈りだよ。そして、倉本脚本もいい味。最後まで侵略なのか何なのか真偽不明のままというのも良い。
アメリカ映画『スター・ウォーズ』によるSFX映画ブームの渦中にあって、特撮映画の本家である東宝が「特撮を一切使わないSF映画」を目指した意欲作として知られる。
とWikipediaにあるけど、まさに意欲作。結局「疑心暗鬼」ほど怖いものはないよね。「隣のバカは火事より怖い」という言葉があるけど、やっぱり「隣人を疑うこと」より怖いものはないと実感するよね。わかりやすい侵略者より、こっちのほうが断然怖い。
エヴァンゲリオンに引用されたりなんかして、あたくしらの世代的にはそっちの知名度が高いかな。知名度や売上と比べると遥かに良作だと思いました。