アカデミー作品賞も受賞した古典。
厳しい人種差別が根強く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人の敏腕刑事と白人の警察署長が反発しあいながらも殺人事件捜査に挑む姿を描き、1968年・第40回アカデミー賞で作品賞など5部門を受賞した名作サスペンス。ミシシッピ州の小さな町で殺人事件が起きた。捜査を開始した警察署長ギレスピーのもとに、ひとりの黒人男性が容疑者として連行される。しかしその男の正体は、フィラデルフィア警察の優秀な刑事ティッブスだった。初めて殺人事件を扱うギレスピーは、渋々ながらもティッブスに協力を依頼。激しい人種差別にさらされながら捜査を続けるティッブスだったが……。主演は「招かれざる客」のシドニー・ポワチエと「ドクトル・ジバゴ」のロッド・スタイガー。クインシー・ジョーンズが音楽を手がけ、レイ・チャールズによる主題歌も大ヒットを記録した。
言うまでもなくポワチエとロッド・スタイガーの名演が光ります。そしてクインシー・ジョーンズにレイ・チャールズ。素晴らしい脇固め。
1967年というから、公民権運動の真っ只中かな。調べたところ本作の名台詞とされる「They call me MISTER Tibbs!」というのは、「黒人はボーイ」「白人はミスター」という呼称差別が当たり前であった当時の世相に刺さった、ということらしいです。
尾籠な話ですが、確かに妹はいい身体しているんです。これ、芸術的。何だか真木よう子のような危うさを感じる肉体でしたね。
これがアカデミー作品賞です。つまりは人種差別問題の何度目かのピークを迎えた頃なんでしょうね。この頃から、今に至るまで、この問題は解決しない。人間の特性でしょうね、「あちら側とこちら側」を区別したがる。諦観。