劇場版サイコパスは、カウボーイビバップを思い出させた

劇場版の人気がすごいですね

初登場4位、興行2.4億突破なんだとか。
大したもんです。名作『たまこラブストーリー』ですら1.2億強と言われておりますからね。
倍ですか。

見終わっての感想ですが、まず何よりも「説教臭せぇ」って感じですかね。
いくらなんでも啓蒙的過ぎます。上から目線とでも言うべきでしょうか。別に目線が上からでも構わないんですけど、だったらもう少し良いこと言って欲しかったです。
「民主主義バンザイ」って、そりゃ、あまりにも味がないです。

石塚運昇さんの義手マッチョ。ジェットでしょ。

psycojet

この男。インテリでマッチョで義手で。
まさにジェット。ちょっと狡噛慎也ってスパイク的な風貌してますしね。

こいつらがまた、強くってインテリなんだ。最強。
対談でも言ってましたけど、まさにこういうのがハリウッド的な悪役ですよね。
へどが出るわ!マッチョな上にインテリだったら、もう、人間として最高に強まってて歯がたたない。
平気でプルーストなんか引用してくるんだ、これが。
槙島聖護も伊藤計劃引用してたけどね。
こういうの、ホント、いけ好かないけど、格好いいんだなぁ。

スパイクも朱も、かつての想いに引きづられている

主人公の朱ちゃん、ガチガチの未練で動いてますな。
いいんですけど、ああいう過去への情念で生きているようなタイプの主人公って感情移入するのが難しいですね。あそこまで来ちゃうと逆に冷めます。
情念をそこまで引っ張ることって、普通に生きてると、ない。
羨ましいですな、ほんと。何かをそこまで好きになれるって。
純情だね、あたしにゃ、無理。

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都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』