『残響のテロル』最終回感想 どうして誰も殺さなかったのか

前半の面白さはピカイチだった

『月刊少女野崎くん』に次いで毎週楽しみだったのがこの作品です。
特に前半の盛り上げ方は上手でしたね。

テロの目的は?
どうしてリサを助けた?
そもそもこの2人、何者?

この謎の配置の仕方、大好物ですよ。
盛り上げ方は完璧に近い。

そして最終回。ちょっと失速したかな。

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謎が謎のままに。アメリカは必要だったか?

そもそも、リサを助けた理由が「施設にいた自分たちに似ていた」って、ちょっと思いつかないです。
少なくともナインは施設でも相当に頭の良い方だったはず。ハイブが「かなわなかった」って言ってたから。

それが、イジメられて学校のプールに飛び込ませられようとしているリサと、どう似ていたのかしら。
ツエルブだって脱走に成功しているわけで、頭がキレるほうだったんでしょうしね。

そもそも、アメリカ絡みの話は必要なかったでしょう。
『太陽を盗んだ男』みたいに刑事と主人公とでやりあっていれば、もっと濃密な筋になっていたように思います。

ふたりとも死んだ。ナインはどうして死んだ?

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上の画像の通り。
二人分の墓があるってことは、ナインもあの後死んだのですね。

施設で育った子どもは短命なんですかね。
てっきり被曝していたから、ナインはちょくちょく死期を悟っていたんだと思っていたんですが。

彼らの目的は達したのか

随分と周りくどいことをしているようですが、最短距離であったとも思えますね。

なぞなぞを仕掛けることによって、根性のある追跡者を警察内部に見つけることが出来、結果自分たちの目標である「実験があったことを白日の下に出す」ということを成すことが出来ました。

ただ、どうして大気圏で核爆発を起こす必要があったのでしょう。
それが彼らの目的を果たすことと、どう関係があったのでしょう。
何だかモヤモヤが残るところがおしゃれでもありますが、惜しいとも言えます。

このモヤモヤは、「割り切れない感情が残る」という素敵なものだけでなく、「納得出来ない」という不良なものも含みます。「いい」モヤモヤだけでないのが残念ですね。

リサがエロい

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乳を強調してみたり、絶対領域をさらけ出してみたり。
ちょっとドジっ子っぽいのもあざといですな。
ま、大好きなんですけど。畜生。弱えな。

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都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』

コメント

  1. VON より:

    読みが甘すぎる。浅い浅い