『愛・おぼえていますか』 早乙女アルト<一条輝だね。まだ許せる。

再編集して、はい映画!ではないのだよ

TV版の再編集版では、けしてない。そこが劇場版の挟持ですよね。

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TV版はすべてを観られているわけではないので、あまり「対比してどうこう」は言えないのですが、劇場版としてよくまとまっていた感想。
全36話のアニメを2時間にこれだけきっちりまとめたんだから、大したものです。もちろん、当時のファンからのバッシングは凄かったでしょうけど。

そしてマクロスではお決まりの、男の煮え切らなさ。
半端ないですね。同じ男として憤りを感じずにはいられません。
今の「いやー参ったなぁ」主人公のプロトタイプの一つですかね。
『うる星やつら』より後ですから、「そういう時代だった」のかもしれませんが。とにかく煮え切らない。

でも最後には選んでいる。そこがアルトとの違い

でも、あたくしは、態度こそ違えど、絶対に早瀬未沙・派ですね。リン・ミンメイにはアイドルでいてもらうしかない。そこは、やっぱり、男なのかも。何たる罪作りな作品でしょう。
あたくしらの世代における、ドラクエ5の「ビアンカ・フローラ問題」のようなものでしょうかね。
戦争で前の恋人を亡くしている、というのは「薄幸美人」としては鉄板の設定。ベタですな。

作中の所々に「女だてらに」「女だからって」みたいなセリフが入ってて、いまのあたくしらがみると「おお」と思うような表現がありますが、それもまた時代ですかね。1984年ですか。あたくしまだ1歳です。しかし、1歳のときにはそんな空気があったんですな。
今では考えられない。

テンポもいいし、絵も綺麗。タッチに時代を感じることはあっても、メカの動きとかは30年後の今見ても十分綺麗です。
TV版全36話観るのは無理、という人にはおすすめ出来ます。

そう考えれば早乙女アルトよりは一条輝のほうがまだましか。結果、早瀬を選んでいるしね。まだ許せる、としておきましょう。TV版だとめちゃくちゃ煮え切らなかったけど。

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都内在住のおじさん。 3児の父。 座右の銘は『運も実力のウンチ』